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骨粗しょう症の専門治療が可能な病院 - 病院・医院・薬局情報

骨粗しょう症とは

骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。骨がスカスカになると、わずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。

骨粗しょう症は、それ自体が生命をおびやかす病気ではありませんが、骨粗しょう症による骨折から、要介護状態になる人は少なくありません。
一生涯を健康に送るために、骨粗しょう症とは何かを知って、骨粗しょう症にならないための対策を行いましょう。また骨粗しょう症になったとしても骨折しないために、適切な治療を受けて、骨によい食事や運動を心がけましょう。

骨粗しょう症の原因は、おもに加齢によって引き起こされる「原発性骨粗しょう症」と、病気や薬の影響で二次的に起こる「続発性骨粗しょう症」の2つのタイプに分けられます。

原発性骨粗しょう症

(1)加齢
骨密度は50歳前後から急速に低下していきます。骨をつくるのに必要なカルシウムは、腸から吸収されて骨に取り込まれますが、年を取ると腸からのカルシウム吸収が悪くなってしまうのも骨密度低下の原因の1つです。

(2)更年期と閉経
女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、カルシウムを骨に沈着させたり、骨が溶け出さないようにする働きがあります。しかし閉経後、エストロゲンが急激に低下するため、骨にカルシウムが沈着しにくくなり、骨量が一気に低下します。

(3)ダイエット
ダイエットによる栄養不足は、骨粗しょう症の原因の1つとなります。とくに成長期は丈夫な骨をつくる大事な時期なので、無理なダイエットは将来の骨密度に悪影響を与えます。
成長期にはカルシウムを十分に摂り、バランスのよい食生活の習慣を保つことで、骨密度を高く保つことができます。

続発性骨粗しょう症

特定の病気や、服用している薬が原因となって骨強度が低下する骨粗しょう症です。
原因となる病気として、副甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、関節リウマチのほか、動脈硬化やCKD(慢性腎臓病)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、糖尿病などの生活習慣病で頻度が高いとされています。
これらの病気では、骨代謝に影響を及ぼすホルモンが不足したり、骨形成に必要な細胞などに異常が起こったりして骨量が減るものもありますが、骨の中に骨質を劣化させる物質が増えて骨がもろくなってしまうものもあります。
また薬の副作用による骨粗しょう症では、代表的なものにはステロイド薬の長期服用があります。

骨粗しょう症の治療法

骨粗しょう症と診断された場合には、薬物療法と併用して食事や運動など生活習慣の改善を行います。

【 薬物療法 】

骨粗しょう症の治療薬は、作用によって次の3種類に分けられます。

  1. 腸管からのカルシウムの吸収を促進し、体内のカルシウム量を増やす薬=活性型ビタミンD3製剤
  2. 骨の形成を促進する薬=活性型ビタミンD3製剤、ビタミンK2製剤、テリパラチド(副甲状腺ホルモン)
  3. 骨吸収を抑制する薬=女性ホルモン製剤(エストロゲン)、ビスフォスフォネート製剤、SERM(塩酸ラロキシフェン)、カルシトニン製剤

これらの薬以外にも、イプリフラボンやタンパク同化ホルモン製剤などが処方される場合もあります。

【 生活習慣の改善 】

(1)食事療法
カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、骨密度を増加させる栄養素を積極的に摂り、骨を丈夫にするのが骨粗しょう症の食事療法です。カルシウムとビタミンDを同時に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収率がよくなります。とくに骨吸収を抑制するビスフォスフォネートやSERM製剤では、食事によってカルシウムとビタミンDを摂ることにより、骨形成が促されるため、食事療法は骨密度増加の鍵となります。

(2)運動療法
運動不足は骨密度を低下させる要因です。骨にカルシウムを蓄えるためには、「体重をかける」ことが大切です。日常生活のなかで階段の上り下りや散歩などを積極的に取り入れ、運動量を増やすだけでも効果があります。
骨密度の低下防止にとくに有効な運動は、ウォーキング、ジョギング、エアロビクスなどです。

骨粗しょう症にならないために・・・

骨粗しょう症の発病には、加齢や閉経以外にも食事や運動の習慣などが深く関わっています。そのため「骨の生活習慣病」とも呼ばれています。食事療法や運動療法も骨粗しょう症の予防には欠かせません。

(1)骨粗しょう症予防の食事療法
効果的な食事療法として、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKを多く含む食品を摂るようにします。食事療法は特に閉経前の女性で効果が期待できます。

カルシウムの多い食品…
乳製品、小松菜、大豆製品、小魚、干しエビ など
ビタミンDの多い食品…
きくらげ、サケ、ウナギ、秋刀魚、メカジキ など
ビタミンKの多い食品…
卵、納豆、ホウレン草、小松菜、ブロッコリー など

(2)骨粗しょう症予防の運動療法
運動療法にも、骨量減少を予防する効果があります。特に中等度の運動の中でもウォーキングやランニングは効果的。日常生活の中で、エレベーターではなく、なるべく階段を使うなど、できるところから活動を増やしていくだけでも意味があります。

(3)骨粗しょう症予防の薬物療法
骨粗しょう症の予防や治療でもっともよく処方されているのは「ビスフォスフォネート」という種類の薬です。骨吸収を阻害することで骨の代謝を改善し、骨密度を増加させる働きがあります。
この他にも、閉経後比較的早期の女性には、骨に対してエストロゲン様作用を発揮する薬も多く使用されます。また、ビタミンの薬などもありますが、個々の患者さんにあった薬が処方されるので、医師とよく相談しましょう。

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