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特発性ステロイド性骨壊死症 - 病院・医院・薬局情報

特発性ステロイド性骨壊死症とは、ステロイドを短期間に大量投与する治療を受けた場合や、ステロイド薬を長期間内服したことが要因となり、大腿骨頭、上腕骨頭、膝関節などの骨の血流が悪くなることで、骨の組織が壊死する病気です。
最も多いのは大腿骨の丸い部分「大腿骨頭」の壊死で、股関節に痛みが生じたり、股が開けない・曲がらないなどの関節機能障害が起きます。

特発性ステロイド性骨壊死症の原因

上述の通り、ステロイドの投与が特発性ステロイド性骨壊死症の危険因子であることが判っています。ただし、ステロイドを投与された患者さん全てに発生するわけではありません。

特発性ステロイド性骨壊死症の症状

症状は、どの部分の骨の組織が壊死したかにより異なります。

大腿骨頭壊死の症状

最も多いのは「大腿骨頭」ですが、壊死が発生しただけでは自覚症状はありません。壊死した部分が荷重によって潰れる(圧潰(あっかい))ことで初めて痛みが生じます。この時点を「大腿骨頭壊死症の発症」といいます。
大腿骨頭壊死症の発生と発症の間には、数ヵ月から数年の時間差があります。

大腿骨頭の圧潰による自覚症状は下記があげられます。

  • 歩行や起き上がるときの股関節痛
  • 腰痛、膝痛、おしりの痛み
  • 股がひらきにくい
    など

一度に圧潰がすべて起こるわけではなく、何回かに分けて、段階的に圧潰が進んでいくことがあります。最初の圧潰がわずかな場合には、一時的に痛みが生じても数日で痛みが和らぎまた普通に歩けるようになります。

しかし、数か月(人によっては年単位)経ってから次の圧潰が起き、大腿骨頭が変形してくると、「歩くときにいつも痛い」「何もしてなくても股関節が痛む」などの症状があらわれます。

特発性大腿骨頭壊死症が進行してくると

  • 歩行すると股関節が常に痛い
  • 何もしてなくても股関節が痛む
    など

上腕骨頭壊死の症状

上腕骨の丸い部分「上腕骨頭」に壊死が起こると、

  • 肩の痛み
  • 腕があがらない
    などの症状があらわれます。

膝関節骨壊死の症状

膝関節の骨に壊死が起こると、

  • 膝の痛み
  • 膝が腫れる
  • 膝の痛みで歩くことが困難
    などの症状があらわれます。

特発性ステロイド性骨壊死症の治療方法

治療法には、大きく分けて「保存療法」と「手術」があります。

大腿骨頭壊死の治療

保存療法

骨頭壊死の範囲が狭い場合や、骨頭壊死が非荷重部にある場合に適応されます。
保存療法には、

  • 運動療法(リハビリテーション)
  • 杖や松葉づえなどの歩行補助具を使用して、股関節の負荷を軽減する
  • 体重のコントロール、長距離歩行の制限、階段昇降の制限などの生活指導
  • 痛みがひどいときには鎮痛剤の服用
    などがあります。

手術療法

骨頭壊死の範囲が広い場合や、骨頭が圧潰している場合には手術が検討されます。
手術には、大きく分けて「関節温存手術」と「人工関節置換術」があります。

【関節温存手術】

大腿骨頭の健常部分が3分の1以上あり、若年の患者さんの場合に適応されます。

関節温存手術には、

  • 大腿骨頭回転骨切り術
  • 大腿骨内反骨切り術・大腿骨外反骨切り術
    があります。

<<大腿骨頭回転骨切術>>

荷重のかかる壊死部分を、血管を傷つけないように骨頭部分を切り、荷重がかからない部分に回転させてボルトで固定する手術方法。

<<大腿骨内反骨切り術・大腿骨外反骨切り術>>

大腿骨頭の下の部分の骨をくさび状に切除した後に、大腿骨頭を内側に傾けたり(内反骨切り術)、外側に反らせたり(外反骨切り術)して、関節面の触れ合う部分を壊死していない健常な骨に変えたり、接触面積を大きくしたりする手術方法。

【人工関節置換術】

大腿骨頭の健常部分が3分の1以下で壊死範囲が大きい患者さんや、すでに骨頭が圧潰していて比較的高齢の患者さんに適応されます。
耐用年数に限りがあるため(20年程度)、人工関節が摩耗した場合には再手術が必要になります。

人工関節置換術には、

  • 人工骨頭置換術
  • 人工関節置換術
    があります。

<<人工骨頭置換術>>

大腿骨側のみ人工の物に置き換える手術方法。

<<人工関節置換術>>

股関節全体(臼蓋(大腿骨頭を屋根状に覆っている骨盤の骨)側・大腿骨側の両方)を人工の物に置き換える手術方法。

上腕骨頭壊死の治療

保存療法

壊死の範囲が狭く、初期の場合には保存療法が行われます。

  • 肩周辺の筋肉を鍛えるリハビリテーション
  • 関節内での潤滑油の役割を果たすヒアルロン酸を関節内に注射する
  • 痛みがひどいときには鎮痛剤の服用、鎮痛剤の注射
    などがあります。

手術療法

保存療法をしても効果が乏しく、壊死が進行して痛みがひどい場合には手術が検討されます。手術は主に「人工関節置換術」が行われます。

<<人工骨頭置換術>>

上腕骨のみ人工の物に置き換える手術方法。

<<人工関節置換術>>

肩関節全体を人工の物に置き換える手術方法。

膝関節骨壊死の治療

保存療法

壊死の範囲が狭く、初期の場合には保存療法が行われます。

  • 膝関節や関節周辺の筋肉を鍛えるリハビリテーション
  • 膝を保護するサポーターや、外側を高くした足底装具、杖を用いて膝関節の負荷を軽減する
  • 関節内での潤滑油の役割を果たすヒアルロン酸を関節内に注射する
  • 痛みがひどいときには鎮痛剤の服用
    などがあります。

手術療法

壊死が進行して痛みがひどい場合や、膝関節が変形してきた場合には手術が検討されます。
手術には主に、骨を切って荷重軸を矯正する「高位脛骨外反骨切り術」と、人工の関節に取り換える「人工関節置換術」があります。

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