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成人スティル病 - 病院・医院・薬局情報

成人スティル病とは

小児期に発症した関節リウマチの中でも、関節の症状だけでなく高熱や発疹があらわれる病型を「スティル病」と呼んでいます。
長い間、このスティル病は子どもにしかかからない病気と考えられていましたが、1971年にイギリス人医師が、大人(16歳以上)になって発病する患者さんがいることを発見し、「成人発症スティル病」として報告しました。

現在では、

  • 大人になってから発病したスティル病 = 成人発症スティル病
  • 子どもの時に発病し、その後大人の年齢になって再燃した場合 = 小児発症スティル病の再燃
  • 小児で発症したスティル病が治らずに16歳以上になった場合
    を併せて「成人スティル病」と総称しています。

主な症状に、原因不明の発熱・関節痛・皮膚の湿疹がみられ、膠原病の1種と考えられています。

成人スティル病の症状

成人スティル病の主な症状には、下記があげられます。

◆原因不明の高熱

原因不明の38℃以上の高熱が断続的に数週間続きます。
典型的な発熱のパターンとして、1日の変動が激しく、午前中は微熱で夕方から夜にかけて40度に達するような高熱になることがあります。

◆皮膚の発疹

かゆみをともなわないサーモンピンク色の皮疹が特徴的です。
発熱時に、前胸部や腕に出やすく、通常は熱が下がると改善します。

◆関節の痛み

関節リウマチとは異なり、手指などの小さな関節よりも、手首、肘、肩、膝、足などの大きな関節を中心に痛みがあらわれるのが特徴です。
発熱時に症状があらわれて、解熱すると改善することが多いのですが、中には関節炎が持続する場合もあります。

◆のどの痛み

発熱時にのどの痛みをうったえる患者さんも多くいます。通常は解熱すると改善します。

その他、リンパ節の痛みや腫れを伴うこともあります。
また、合併症として、

  • 胸膜炎(肺の周囲に水が溜まる疾患)
  • 心膜炎(心臓の周囲に水が溜まる疾患)
  • 間質性肺炎(肺が固くなって呼吸が苦しくなる疾患)
    などを起こすことがあります。

成人スティル病の原因

決定的な原因はよくわかっていません。
ただし、白血球の一部やマクロファージと呼ばれている細胞が勝手に活動して、炎症を起こす物質を大量に生産してしまい、発症するのではないかと考えられています。

成人スティル病の治療方法

炎症を抑えるための薬物治療が治療の基本です。薬物治療の第一選択薬には副腎皮質ステロイドが用いられます。

副腎皮質ステロイドで効果が不十分の場合は、免疫抑制剤、抗リウマチ生物学的製剤を併用します。

日常生活で気をつけること

細菌やウイルスに感染することで、発症したり悪化したりする可能性があるため、感染症にかからないようにすることはとても大切です。外出後の手洗いやうがい、バランスの良い食生活などを心がけましょう。

発症時期には、食欲低下や脱水などが起こることが多いので、カロリーの確保に努めたり、水分補給を積極的に行うことも重要です。

成人スティル病の病院・医院・薬局情報

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