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側頭動脈炎 - 病院・医院・薬局情報

巨細胞性動脈炎とは、大動脈や比較的太い動脈に炎症が起こる血管炎の一つです。
側頭動脈呼ばれるこめかみ近くの血管に炎症が起きることが多いため、以前は「側頭動脈炎」と呼ばれていましたが、2012年に改訂され、現在は「巨細胞性動脈炎」に統一されています。

50歳以上で発症するケースが多く、リウマチ性多発筋痛症と同時に発症することも多くあります。

2015年に難病に指定され、医療給付対象疾患となっています。

巨細胞性動脈炎の症状

巨細胞性動脈炎の主な症状には、下記があげられます。

◆全身症状

全身の主な症状として、発熱、全身のだるさ、食欲低下、体重減少などがあげられます。
発熱は半数以上の人に見られる症状で、そのほとんどが微熱です。しかし、約15%の患者さんに39℃と超える高熱があらわれます。

◆頭痛

全体の3分の2程度の患者さんが、こめかみあたりに痛みを生じます。
特徴はドクドクと脈うつような片側の側頭部痛で、夜間に悪化しやすいことが知られています。
その他、前頭部や頭全体の痛みを訴える人もいます。
寛解(症状が落ち着いて安定した状態)・増悪(症状の悪化)を繰り返しながら徐々に痛みが強くなることが多くあります。

◆あごの痛み

患者さんの約半数が、食べているときにあごに痛みを感じます。

◆視覚障害

主な目の症状として、一時的に目の前が暗くなる症状の「一過性黒内障」が起こることがあります。
また、患者さんの10~15%に視力障害がみられると言われていて、失明することもあるため注意が必要です。

【リウマチ性多発筋痛症を合併した場合の症状】

巨細胞性動脈炎の患者さんの30-50%にリウマチ性多発筋痛症を、リウマチ性多発筋痛症の10-20%に巨細胞性動脈炎が合併すると言われています。

リウマチ性多発筋痛症の症状としては、朝のこわばりが1時間以上続くと言われています。痛みは、肩周囲が70-95%に、臀部や首周囲が50-70%の患者さんに見られ、ベッドから起き上がったり、着替えたりする動作が難しくなります。

巨細胞性動脈炎の原因

原因はよくわかっていません。

巨細胞性動脈炎の治療方法

巨細胞性動脈炎の基本的な治療には、ステロイド剤や免疫抑制剤などによる薬物療法が行われます。
一般的には、プレドニゾロンと呼ばれるステロイド製剤の投与を一日40~60mgから始めて、状態を確認しながら2週間程度ごとに投与を行います。最終的には1年ほどかけて薬剤の減量・中止をすることを目的とします。

また、目の症状がある場合は失明の危険性があるため、視力障害の併発の予防を目的とした抗血小板剤の投与や、既に視力障害がある場合は、シクロホスファミドという免疫抑制剤の投与が行われることがあります。

基本的に、ステロイド製剤は徐々に使用量を減らしていき、最終的には中止することが多いですが、減量していく段階で再発する恐れがあるため、慎重に量を調整しながら治療を進めることが重要です。

日常生活で気をつけること

巨細胞性動脈炎は治療を続けて症状がよくなったとしても、再燃を繰り返すことが多い病気です。
適切な治療を継続するのはもちろんのこと、発熱や倦怠感、頭痛などの症状が見られた場合は速やかに病院を受診するようにしましょう。
特に、目の見えにくさや視野障害などを自覚した場合は、失明の危険があるので注意が必要です。

また、巨細胞性動脈炎は自己免疫疾患のため、ストレスや睡眠不足、疲れなどによって症状が悪化することがあります。
日頃から無理のない生活を心がけ、バランスの良い食事や規則正しい生活習慣を身に着けるようにしましょう。

全国の側頭動脈炎の診察が可能な病院・クリニック

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